Views
11 months ago

ジャガーマガジン – 第8号

  • Text
  • Manet
  • Clare
  • Louboutin
  • Roset
  • Gibson
  • Cedar
  • Rama
  • Heritage
  • Communications
  • Jaguar
最新号では、ブラジルの優美なマーシャルアーツ「カポエイラ」を深く掘り下げました。さらに、新旧カルチャーの融合に挑むアイルランドのアーティストや、ビクトリアン様式の壁紙からiPhoneへとつながるデザインストーリーにも興味をお持ちいただけるでしょう。その他、俳優兼パフォーマーとして活躍する、リズ・アーメッドの素顔に迫ります。

インタビュー

インタビュー し、ちょっと 不 思 議 なんだよね。そういうときは、 人 々は 僕 自 身 に 対 して 興 奮 しているわけじゃない。 僕 はエキサイティン グなことの 一 部 にすぎない。 誰 かが 僕 の 音 楽 を 本 当 に 愛 し て い て も 、そ の 愛 は 僕 に 対 して の も の で は な い 。そ れ は 人 が 見 ている 僕 の 一 部 分 、つまり 僕 のホログラムバージョン なん だ 」。 「スターウォーズ」に 出 た ことで 、ホ ロ グラム に つ い て 少 し わかったよ。 人 はホログラムの 君 を 愛 するかもしれない、ホ ログラムの 君 を 憎 むかもしれない、でもそれは 本 当 の 君 で はないんだ。それはすごく 役 に 立 つアナロジーだから、いつ も 頭 に 入 れ て おくべ きだ よ 。ホ ロ グラム は 君 を 混 乱 さ せ る か もし れ な い か ら 」。 アーメッドによると、 本 当 の 自 分 を 保 つために、 家 族 が 大 きな 役 割 を 果 たしているということです。「 母 が 心 配 するの は 僕 がちゃんと 食 べているかどうかということだけ で、Twitterのフォロワーが 何 人 いるかなんて 気 にもかけ ない」。 家 族 は 仕 事 でも 大 きな 役 割 を 果 たしています。 彼 の 両 親 は1970 年 代 にパキスタンから 英 国 に 移 住 してきまし た。2つの 文 化 の 間 で 育 ったアーメッドが 奨 学 金 を 獲 得 し、 オックスフォードへ 通 ったことは、 彼 が 異 なる 階 級 に 適 応 し た ことも 意 味 して い ます。 自 分 のバックグラウンドは、クリエイティブな 世 界 でとて も 役 立 つそうです。「2つの 異 なる 自 分 を 切 り 換 えられるこ と が 、す ごく 役 に 立 って きた と 思 う。2つの 別 の 顔 を 使 い 分 けることによって、 役 者 として 成 功 できたんだから。すごく 若 い 頃 か らそうして きた 。 毎 日 、 異 なる 文 化 と 階 級 を 乗 り 越 えること は 、 一 日 中 異 なるキャラクター を 演 じて い るような も の だ よ 」。 「 自 分 のどちらかのバージョンを 選 ばなければならな い、という 不 都 合 なケースもあるけどね。 今 のポジションで はそのことをあまり 考 えなくていいけど、『 自 分 が 何 かする ときに、どうしたら 自 分 自 身 を 最 大 限 に 表 現 できるか』に つ い て は 考 えるよ 」。 実 際 、リズ・アーメッドはいまもっとも 勢 いのある 俳 優 のひ とりです。 最 近 の 作 品 を 見 れば 明 らかです。 彼 の 最 新 映 画 、 「Sound of Metal」では、 聴 力 を 失 うドラマーを 演 じています。 絶 望 に 打 ちひしがれ、 酒 やドラッグにおぼれ、 聴 覚 障 害 の ある 薬 物 依 存 者 のためのホームに 入 所 します。「なんてこ と、まるでリズ・アーメッドのようじゃないか」と 思 う 人 はあま りいないかもしれません。でも 本 人 はその 意 見 に 同 意 でき ないようです。 「 自 分 自 身 と 役 柄 の 接 点 を 見 つけるんだよ」と 彼 は 言 い ます。「 自 分 にとっての 重 要 な 接 点 は、「 自 分 にはどんな 価 値 があるんだろう。 仕 事 以 外 の 僕 の 価 値 は 何 だろう」という ことだった。それは、 僕 が 演 じたルーベンが 直 面 しているこ とそのものだ。「 自 分 自 身 に 直 面 せざるをえない 自 分 は 何 者 だろう」。 僕 は、じっと 座 っていることが 苦 手 な 人 間 で、だ からこそこのロックダウンは 苦 痛 以 外 の 何 物 でもない。 自 分 の 行 動 は 自 分 で 決 めてきたからね。でもルーベンは 静 寂 の 中 で じっと 座 って い るし か な い 。 自 分 自 身 と 共 に 、 自 分 の 内 面 と 向 き 合 って。それは 恐 ろしいことかもしれない。 写 真 :STUART CLARKE/SHUTTERSTOCK(16ページ)、TOM VAN SCHELVEN(17~18ページ)、BBC(19ページ) 僕 は そ れ に 共 感 すること が で きる 」。 「だから、『ドラマーらしく 演 じよう』と 外 側 から 見 るので はなく、 内 面 から 表 現 するよう 努 力 すべきだと 思 う。カメレ オンとして 育 った 人 に 対 しては、カメレオンとして 作 品 にア プローチする。つまり、カメレオンになるのは 一 度 で 十 分 と いうことなん だ よ 」。 これと 同 じことが 彼 の 音 楽 にもあてはまります。20 代 の 前 半 は、DJ、MC、ライター、バトルラッパーとして 輝 かしい 成 功 を 収 めることに 夢 中 でした。しかし、お 金 を 稼 ぐことに は 関 心 はなかったそうです。 最 新 アルバム「The Long Goodbye」は、 彼 自 身 を 材 料 にした 料 理 のようなものです。「リ ゾット(Riz-otto)」と 呼 ぶことにしましょう。 その 音 楽 は 東 洋 と 西 洋 から 影 響 を 受 けたカクテルであり、 イギリスとアーメッドの 複 雑 な 関 係 をうかがわせます。 歌 詞 とも 詩 ともつかない 言 葉 が 並 びます。ショートフィルムもつ いています(YouTubeで 視 聴 可 能 )。21 世 紀 の 政 治 にう んざりしている 人 は 必 見 です。また、ソロの 場 合 も、スウェッ トショップボーイズ(ラッパーのヒームズとプロデューサーの レ ディン ホ と の コ ラボ レ ー シ ョン )の メン バ ーとして も「リズ MC」の 名 前 でリリースされていたのに 対 し、このアルバム はリズ・アーメッド の 名 前 でリリースされて い ます。 「このショートフィルムでは、 僕 のいろいろな 面 がひとつ に 集 約 されて い る 」。「 演 技 、 音 楽 、 言 葉 。 社 会 で 起 こってい ることの 一 部 について 語 っているんだけど、すごく 個 人 的 な 場 所 か ら も 語 って い るん だ 。お もち ゃ は ひとつ の 箱 に 全 部 入 れてしまいたい。 自 分 のどの 面 を 見 せるかを 選 ぶ 必 要 は な い ん だ よ 」。 「Sound of Metal」がリリースされ るまで 、 俳 優 を 辞 め ること さえ 考 えていたとも 言 っています。 想 像 したくありませんが、 少 なくともしばらくの 間 は 俳 優 を 続 けてくれるでしょう。 彼 はオーディエンスとのコミュニケーションを 必 要 としている ということです。でも、 他 にどのような 方 法 があるでしょうか。 彼 はファッションコンシャス(ファッションに 敏 感 )なタイ プ で 、 彼 が 言 うに は「 コ ン シャスファッ シ ョン 」、つ まり 自 分 自 身 を 表 現 するサステイナブルな 方 法 に 関 心 があるという ことです。 映 画 製 作 に 数 年 携 わった 後 、ある 人 からそれは 「プロデューサー」の 仕 事 だと 指 摘 されました。 今 のところ、 プロデュース 業 は 彼 の 最 優 先 事 項 ではありませんが、レフト ハンデッドフィルムズを 設 立 し、2020 年 のベルリン 国 際 映 画 祭 で「 Mogul Mowgli」が 初 上 映 されました。 世 界 は 常 に 変 化 します。 私 たちも 同 じように 変 化 しなけ ればなりません。し か し 、 新 し い ことを 始 め る に あ たり、 突 飛 なアイデアは 必 要 ない、とアーメッドは 教 えてくれます。 何 かを 選 択 するときに 必 ず 新 しい 方 法 が 見 つかる、と 彼 は 言 います。「 僕 にとって、それは 必 ずしも 俳 優 を 辞 めるこ とを 意 味 しているわけではないんだ。それは、 演 じる 役 柄 に つ い て 、 準 備 する 方 法 に つ い て 考 えると いうことだ よ 。 同 じアートの 分 野 で 自 分 自 身 を 表 現 する 別 の 方 法 、 同 じフィ ールドで 成 長 する 別 の 方 法 を 見 つけることは 可 能 だと 思 う」。 「カメレオンに なるのは 一 度 で 十 分 」 20 / Jaguar Magazine Jaguar Magazine / 21

 

JAGUAR MAGAZINE

 

『JAGUARマガジン』は、美しいデザインや最先端のテクノロジーなど、あらゆる分野のクリエイティビティにフォーカスして、皆さまの感性を刺激します。

最新号では、ブラジルの優美なマーシャルアーツ「カポエイラ」を深く掘り下げました。さらに、新旧カルチャーの融合に挑むアイルランドのアーティストや、ビクトリアン様式の壁紙からiPhoneへとつながるデザインストーリーにも興味をお持ちいただけるでしょう。その他、俳優兼パフォーマーとして活躍する、リズ・アーメッドの素顔に迫ります。

© JAGUAR LAND ROVER LIMITED 2020

Registered Office: Abbey Road, Whitley, Coventry CV3 4LF
Registered in England No: 1672070


当ウェブサイトに掲載されている画像は欧州仕様車の画像となります。日本仕様車と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。日本仕様車は右ハンドルです。
燃料消費率は定められた試験条件のもと での値です。
実際の走行時には気象・道路・車両状態・運転・整備などの条件が異なってきますので、それに応じて燃料消費率は異なります。
表示車両本体価格はメーカー希望小売価格です。価格には、税金(消費税を除く)、登録諸費用、保険料、リサイクル料金などは含まれておりません。これらは別途お支払いいただきます。詳しくはお近くのジャガー正規ディーラーにお問い合わせください。